Message

会長・社長メッセージ

左:代表取締役会長 平 民三 
右:代表取締役社長 日比野 潤

会長メッセージ

設立当初から変わらない「顧客主義」、「提案営業」を軸に
今後もお客様のお困りごとを社員一丸となって解決することに尽力します。

当社の設立は1979年2月8日、私の親友が交通事故で亡くなったことがきっかけでした。私はあまりのショックで涙が止まらず、仕事も何も手につかず、絶望の淵にいました。49日が経過したころ、無念の想いでこの世を去った親友の名前を冠した会社を設立し、ともに歩もうと考え「ハジメ産業」を設立しました。それが1979年11月22日(登記日)。親友の父上が社長、事務員一名で営業開始しました。翌年5月1日に私が入社して本格的事業活動の始動であります。

当社を設立する前は、岡畑興産株式会社様で11年間お世話になりました。入社から退社まで劣悪社員でご迷惑ばかりおかけした記憶しかありません。大変申し訳なかったと今でも思います。一方で岡畑興産株式会社様での失敗経験があったからこそ、今までやれたと思います。感謝は筆舌に尽くし難いと思います。
事業は1980年5月からスタートさせましたが、これまでの11年間は合成樹脂販売の営業しか経験がなかったので、同業界の仕事しかありませんでした。浅学非才、技術も人望もない。元気と大きな声だけが取り柄の無頼漢でしたが、これからは材料販売だけでなく、加工品も作らなければ発展はないと考え、樹脂原材料と成形加工品の両方を販売することにしました。この成形加工品の販売こそが、新たな世界へ踏み出す第一歩だったと思います。振り返れば、樹脂原材料の販売だけでは、いまの当社はないと明言できます。

どうすれば、お客様に製品をご購入いただけるのか。それを考えていくと、自然に現在の企業理念の基礎ができてきました。お客様に満足していただくために、提案営業を行う。この「顧客主義」、「提案営業」はいまも昔も変わっていません。「顧客主義」の原点は、お客様からの困りごと相談を真摯に受け止め、適切な解決策を提案すること。成型品はより品質の良いものをより早く、適正価格で提供すること。このような考え方で企業活動を継続していきました。

それから30年ほどが過ぎた2010年ごろ。私は遅まきながら、製造業こそ現場の充実が不可欠ではないかと気付きました。社員が喜々として働ける環境があれば、必然的に良品を生まれ、お客様に納品できる。そう思うようになったのです。それからというもの、全社員を物心両面で支えることが、従業員満足を生み出し、結果的に顧客満足につながるのだと確信。同時に高い技術力も必要だと考え、難しい仕事を避けることなく、果敢に挑戦していきました。その結果、他社には真似できない「空中成形」や「金型のガス抜き構造」など、数々の特許を取得することができました。

今後、時代の変化はますます激しさを増し、先が見通しにくい世の中になっていきます。そんな時代になるほど、お客様の困りごとは増え続けるでしょう。それを解決するためには、社員の皆さんの能力と成長が必要です。他人と比べる必要はありません。比べるべきは、他人ではなく、過去の自分です。きょうの自分は、1年前の自分よりも成長できていますか? 常に過去の自分と比べることで、自身の成長を測り、進化していってほしいと思います。私もまだまだ自分自身に満足していません。社員の皆さんとともに、日々進化、向上していきたいと思っています。 最後に当社を支えてくださるお客様、社員の皆さん、そしてステークホルダーの方々へ、今後とも変わらずご指導ご鞭撻を賜りますよう、衷心よりお願い申し上げます。

2022年12月

ハジメ産業株式会社
代表取締役会長
平 民ミ

社長メッセージ

当社の強みを他の分野へ、世界へ、そして未来へ。
高度な技術とチャレンジングスピリットで、
唯一無二の企業へ成長していきます。

地球の環境保全を当たり前のように考える時代になりました。日本の基盤産業である自動車産業においても、燃費向上のために軽量化が進み、従来は金属部品だったものがより軽量な樹脂へ置き換わっていく動きは、今後も加速していくでしょう。その点において、当社が扱うスーパーエンジニアリングプラスチック(以下、スーパーエンプラ)「PPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂」などの需要はまだまだ続き、自動車産業のみならず、さまざまな分野で求められると考えています。 当社は射出成形業界への参入が遅かったため、大量生産品に関しては大手企業がすでに手掛けおり、入り込む余地がありませんでした。そのため、私たちは汎用的な大量生産品ではなく、製造難易度の高いスーパーエンプラ製品に挑戦しようと考えました。他社が断るような仕事を進んで受注し続けた結果、独自のアイデアと技術が生まれました。その中でも大きな強みとなっているのが、金型製作や成形手法のノウハウです。「金型によるガス抜き成形」や「空中成形」は、独自の特許技術であり、当社の誇りだと思っています。 難易度の高い製品を生み出すために挑戦する風土、そしてそのチャレンジングスピリットが生み出した独自の技術。これらの強みを生かすことで、当社はスーパーエンプラ業界ではトップクラスの地位を確立することができたと考えております。今後は現状に甘んじることなく、主力としている自動車部品やガス・給湯器・水栓関連部品以外にも活躍の場を広げ、医療や航空宇宙などの分野でも求められるような企業を目指します。さらに今後も加速していくグローバル化にも対応できるよう、北米やアジア地域を中心に戦略的な目線で視野を広げ、将来の経営の在り方を見通していきたいと考えています。

2022年12月

ハジメ産業株式会社
代表取締役社長
日比野 潤

社名の由来

代表取締役会長を務める平民三(たいらたみぞう)には、
かつて樋田肇(といだはじめ)さんと言う朋友がおりました。
二人は無二の親友として、将来の自らの活躍に想いをはせた仲だったのですが、
肇さんは交通事故に遭われ33歳の若さで帰らぬ人となってしまいました。

平民三は、この朋友の無念を思い、決して忘れることの無いよう
社名を「ハジメ産業株式会社」と致しました。

会社マークの意味

「HAJIME SANGYO」の頭文字である“H”と“S”をモチーフに作成。
白い楕円は「人(暮らし)」と「技術(スーパーエンプラ)」を、白いラインはハジメの「挑戦・カタチにする力」を表しており
ハジメが、作り出すモノによって、世界を豊かな未来へ繋いでいく存在であることを表現しています。
また、配色は「流体」をイメージしたブルーを採用しました。

お問い合わせ

ご依頼・ご相談等はお問い合わせフォームより受付けしております。お気軽にご利用ください。

お問い合わせフォーム