住設関連

スーパーエンプラは耐熱性が高いだけでなく、軽量かつ複雑な形状でも高い精度でつくれることも大きな特長です。そのため、トイレや水栓、給湯器、エアコンなどの住宅設備にも数多く採用されています。具体的に紹介すると、シャワートイレ用の電磁弁を収納するボディやガス給湯器に組み込まれる配管を分岐させるための継手などが代表的な製品。自動車関連部品よりもさらに小さく、細かい形状をしているものが多いため、その分高い精度が求められます。ハジメ産業独自の空中成形や金型補正技術を駆使し、お客様の高い要望にお応えしています。

展開する製品一覧

ボディ
超精密成形
材料:PPS

エアコンルーバー
空中成形+ASSY技術
材料:PS

継ぎ手
精密成形
材料:PPS

継ぎ手
精密成形
材料:PSU

バキューム弁
精密成形+溶着技術
材料:PPS

Challenge History

薄いエアコンの羽根を中空構造で一体成形せよ!
過去の知見を生かしたハジメ産業ならではの成功談

エアコンの風向きを調整する羽根。この羽根は2枚の部品を接着剤で貼り合わせて製品にしていましたが、接着のバラつきによる不良や薄肉成形による反り、2ピース構造による強度の低下が課題でした。そこでこのような課題をスーパーエンプラで解決できないかという依頼を請けました。
しかし、ただでさえ薄いエアコンの羽根を中空形状で一体成形するのは簡単ではありませんでした。中空部分をつくる金型のスライドは厚さ6mmしかなく、そこに3mmの穴を精度よく開けてくれる加工メーカー探しから始まりました。その他にもスライドを保持するカム機構を開発し、特許を取得するなど、一つひとつ課題を解決し、実現に漕ぎつけました。その結果、一体成形にしたことでCO2を削減。接着剤も必要なくなったので、工数も半減しました。その上、コストも約30%低減させることでお客様の要望にお応えすることができました。この成功の背景には過去、シャワートイレのノズルで同様の課題解決を行った経験があったからこそ。過去の知見を生かしたハジメ産業でしかできない製品化だったのです。
薄型・長尺ものの空中成形を確立した

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