自動車関連

高い耐熱性や高強度といったスーパーエンプラの特長を生かし、自動車部品については冷却パイプやサーモスタットケースなど、特に熱がかかる部品を生産しています。これまで金属製だったものを樹脂製に置き換えることで、軽量化を実現し、燃費向上などに貢献しています。
自動車業界ではEV化の波が押し寄せており、EVは内燃機関よりも熱負担のかかる部品は減少傾向にあります。ただ、モーターの冷却などスーパーエンプラが活躍できる部分はまだまだあります。今後もスーパーエンプラの可能性を追求することで、自動車産業の発展に貢献していきます。

展開する製品一覧

冷却パイプ
空中成形+インサート成形
材料:PPS

サーモスタットケース
ムリ抜き成形
材料:PA9T

センサー
空中成形+インサート成形
材料:PPS

制御バルブ
金型真球補正技術
材料:PPS

Challenge History

空中成形など、ハジメ産業独自の技術を
さらに磨き上げ、高品質・低コスト・短納期を実現

「ハイブリッド車で使用されるモーターを冷却するためのパイプを樹脂でつくりたい」。お客様である商社からそんな依頼をいただきました。従来製品は金属でできていましたが、軽量化やコストダウンのために樹脂化を望んでいらっしゃいました。PPS(スーパーエンプラ)、PA66(エンプラ)といった素材を評価してみましたが、総合的にはPPSが適していると考え、PPSを使って試作を開始しました。
この製品には当社独自の技術である空中成形に加え、金型補正技術やガス抜き技術を駆使していますが、流体吐出口に微細なバリが残ったり、寸法NG箇所が見つかるなど、課題もありました。これらの課題に対し、中空部分をつくるスライド保持ピンの先端形状を見直すなど、さらなる改良を加えました。その結果、空中成形による品質保証が実現し、コストも低減。独自の金型補正技術で短納期修正対応を可能にしました。
年々改良を続け、精度の高い成形を実現

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